エナジーコーンタイルサービス(試験公開)
Energy Cone Tile Service

ver 1.0
2015-02-02

 エナジーコーンタイルサービスは,エナジーコーンモデルを使った火砕流などのシミュレーション結果を表示する地図タイル画像を提供します.

 このサービスでは,国土地理院が提供する地理院タイル(標高タイル)を元に作成した標高データを利用しています.

仕様

・測地系

 世界測地系(WGS84)

・投影法

 半径6378137m 球体メルカトール図法(EPSG:3857)

・スケールセット

 Googleマップで用いられているスケールセットを使用しています.

・URL

 http://g-ever1.org/quick/energycone.php

・クエリーパラメータ

パラメータ 出現 デフォルト  内容
x, y 必須   タイルの位置を指定するためのタイル座標
座標の定義はGoolge Maps JavaScript APIに従う
z 必須    ズームレベル
値の定義はGoolge Maps JavaScript APIに従う
center 必須   噴火中心の緯度経度座標(360度法,カンマ区切り)
h 省略可 0 噴煙柱の高さ(m)
hl_min 省略可 0.2 描画に使用するH/L比区切りの最小値
hl_max 省略可 0.4 描画に使用するH/L比区切りの最大値
hl_interval  省略可 0.02 描画に使用するH/L比区切りの間隔

・レスポンス

 PNG(Portable Network Graphics) 8bitインデックスカラー,256*256ピクセル
 MIME image/png

・エラー

 標高タイルが見つからない場合は,リダイレクト(301 Moved Permanentry)で透明タイル画像 blank.png を返します.
 パラメータが不正な場合や,噴火中心の標高が取得できなかった場合はエラーレスポンス(400 Bad Request)を返します.

解説

 国土地理院が提供する標高タイルを基に作成した,PNG標高タイルを用いて計算しています.
 アルゴリズムは簡素化しています.例えば,計算には距離を使用しますが,ピクセルと距離の換算には,噴火中心におけるスケール使って一律に計算しています.

サンプル

雲仙山頂を噴火中心とし,噴煙柱の高さ10mの場合

http://g-ever1.org/quick/energycone.php?z=11&y=826&x=1765&center=32.7609,130.2993&h=20&hl_min=0.2&hl_max=0.4&hl_interval=0.02